こんにちは。国語科のさささです。
私は京都府宇治市(京都市のとなり)で生まれ育ち、京都が大好きです。大学時代に京都市内をぷらぷら歩くうちに、じぶんみらい科の京都キャンパスがある「京都市左京区」を気に入り、「いつかここで暮らしたいなぁ」と思うようになりました。
〈素敵な本屋さんの多い左京区〉
そして今、念願かなって左京区に住んでいます。やっぱり左京区、良いところです。
誰にでも「住んでいる場所」と「その人」との間には、その人らしいストーリーがあるのだと思います。だからこそ、その「住んでいる場所」が大好きな人はきっと多いはず。安心できる場所、そしてその安心を支えてくれる家族や友人は、かけがえのないものですよね。
夏休みに、友人を訪ねて長野県に行きました。
〈夏の長野県 八ヶ岳 友人撮影〉
長野といえば「スノースポーツ!冬!」というイメージを持っていた私は、京都では味わえない夏の長野の自然の美しさや壮大さに驚かされました。あの美しい山々、あの広い空は、まさにここでしか出会えない風景。(目にはしっかり焼き付けたのに、写真は残っていないという…笑)
会いに行った友人もその景色に魅了され、滋賀県から移り住んだのだと聞いて、「京都大好き」な私でも思わず「わかる~!」と納得してしまいました。(しかも、京都とは比べものにならないくらい涼しい✨)
〈冬の長野県 原村(はらむら)友人撮影〉
冬もまた良さそう…。
ここで気づいたのは、「今住んでいる場所を好きな人」にこそ、じぶんみらい科がぴったりなのでは?ということ。
自宅や好きな場所が「学びの場」になるって、改めて最高だと思うのです。
それは「京都」や「長野」でなくても、近くのカフェかもしれないし、図書館かもしれない。自分の部屋という人もいれば、おばあちゃんの家の居間という人もいるでしょう。すでにいくつも居場所を持っている人もいれば、まだ探し中の人もいるかもしれません。
〈7月のライブ授業の様子〉
自分にとって大切で居心地の良い場所から、クラスメイトと授業を受けたり、先生と面談したり。離れた場所に住む仲間と同好会活動をしたり、オンライン自習室でゆるーくつながりながら課題を進めたり…。
「オンラインだからこそ」つながりを感じられる——そんな瞬間を、じぶんみらい科が始まってから何度も実感しています。
学校という施設の中、教室という四角い部屋だけが学びの場ではないことを、実はみんな知っています。
京都芸術大学附属高校のじぶんみらい科には「教室」がありません。
教室をなくすことで、新しい学校のかたちが生まれたのだと思います。そしてそれは、実際に教室を出てみないと気づけなかったことでもあります。
日々の学びは、あなたの居心地の良い場所で。
あなたが思う「その場所」から、冒険は始まります。
武器やスキルは少しずつ手に入れていきましょう。
困ったときには助けてくれる仲間がいます。温かい仲間たちです。
安心して、一緒に冒険を始めてみませんか。