「短時間で効率的に」ではなく「楽しく効果的に」学ぶ。じぶんみらい科が考える、これからの通信制高校

みなさんの中には、こんな気持ちを持っている人もいるかもしれません。
「勉強しなきゃ」と思うけど、なぜ勉強するのかよくわからない。
普通科目はあまり興味が持てないし、真剣に取り組みたいと思ったら、今度は授業についていけなくて困っている。
毎日学校に行って、部活や友だち付き合いもあるから、勉強に集中するのは大変…
そんなふうに悩んで自信をなくしている中学生の皆さん。でも実は、あなたの中に「学びたい」という気持ちがあるんじゃないでしょうか。じぶんみらい科は、そう考えています。
新学科オンラインタイプの「じぶんみらい科」は普通科目も楽しく取り組める!
2025年春、京都芸術大学附属高等学校に、オンラインライプの「じぶんみらい科」が誕生します(認可申請中)。京都芸術大学や各種オンライン学習サービスと連携した特色ある学びを提供すると同時に、普通科目の学習も楽しみながら取り組めるようにしていることが大きな特徴です。
普通科目とは、5教科(国数英社理)をはじめとする、高等学校を卒業するために必要な共通科目をさします。


ではなぜ、これら普通科目の学習も楽しめるようにしているのか。
じぶんみらい科設置の背景にある想いや、現在の通信制高校全体の現状について、附属高校の立ち上げからじぶんみらい科の新設にもたずさわる、徳丸成人さんにお聞きしました。
通信制高校の現状は「普通科目は短時間で効率的に」
通信制高校において、これまで普通科目とはどのような存在だったのでしょうか。
通信制高校では、基本のスタンスとして「高校の勉強(普通科目)は時間をかけず最低限の時間で」という方針をもった学校が多いですね。その代わり自由になった時間で、スポーツや将来に向けて頑張りたいと思うこと、好きなことに時間を使おうという考え方ですね。
それから通信制高校のなかには、普通科目以外に選択講座をたくさんもっているところもあります。これは音楽だったり、料理だったり、将来や進学のためというよりも、生徒がその時点で興味をもっていることや好きなことに対応しています。好きなことから取り組むことで、まずは「学ぶことが楽しいこと」だと気づいてほしいという考え方です。
マンガや音楽、スポーツをはじめ、打ち込みたいことがあって通信制高校を選択する生徒が、普通科目にはあまり時間を使わず、やりたいことに集中したいという思いを抱くのも自然です。
また、学校や勉強に苦手意識をもっている生徒にとって、普通科目は「どちらかと言えば避けたいこと・苦手なこと」という側面もあるでしょう。
その結果「普通科目は短時間で効率的に」というスタンスが多くの生徒に受け入れられてきたのが現状です。
「高校の勉強をしっかりしたい」生徒の心の深くにある想い
「普通科目は短時間で効率的に」という考え方が、勉強に苦手意識のある生徒に受け入れられていると同時に、これまでに過ごした環境から、勉強が「嫌い・苦手」と思い込んでしまっている部分もあるのではないかと、徳丸さんは語ります。
生徒たちは「高校の勉強をしっかりしたい」 という想いをもっているんです。 特に中学校時代に学校にあまり行けなかった子どもたちの多くは、「勉強ができない」 「勉強が嫌い」ではなく、本人に起因しないさまざまな事情で「勉強をする機会」「勉強を楽しむチャンス」を失っただけなのではないのかなと思うんです。
たとえば、週5日の登校に加え強制される部活動、理由の説明できない校則、一律の学習ペースなど、学ぶ環境に存在するさまざまな障害物が、生徒が勉強に前向きに取り組む意欲を奪ってしまっているとしたら。
徳丸さんは「生徒が学校に合わせるのではなく、まずは学校が多様化する必要がある」と続けます。
現状維持ではなく、ステップアップできる通信制
個性をもった子どもたちを同一の型に無理にはめるのではなく、学校が多様化する。通信制に限らずすべての学校で、多様性をもった子どもたちや時代の流れに沿って、一律の学び方や硬直してしまったルールといった学校の在り方を変化させていくことが求められているのではないでしょうか。
そのなかで通信制高校は、高校としての学習の機会をきちんと提供し、生徒の現状維持ではなくステップアップできる場になっていく必要があると考えています。
じぶんみらい科では、ちゃんと勉強に取り組んでほしいなという思いがあります。まずは、先生たちの笑顔が、そんな環境をつくっていくはず。もちろん好きなことにも時間を使ってもらいたいとも思っていて、自分の力になると自分で決めたことに全力を注いでほしいんです。できないことはやらなくてもいいというより、やってみようからスタートしてもらいたいです。
強制される「ちゃんと勉強しなさい」とは違った響きを持つ徳丸さんのその言葉の裏には、高校の勉強(普通科目)にただ時間をかけて取り組むだけではなく、学ぶことに自分なりの価値や興味、楽しさを見出してほしい、という想いが感じられました。
将来社会に出ると、いろいろな人に出会うことになります。例えば、仕事の打ち合わせのときに、歴史上の人物の話が出てきたときに、もしその人物のことを知らなければ話がストップしてしまいます。文章に英単語が書かれていたら、その意味を知っているのと知らないでは文章の理解に大きな差が出てきます。
普通科目の学習は、より多くの人とスムーズなコミュニケーションが取れるようになる「共通言語」を増やすことにつながります。いろいろな人といろいろな会話が弾むようになる。普通科目を学ぶことは、そんなステップアップの一歩です。
じぶんみらい科では「短時間で効率的に」ではなく「楽しく効果的に」学べることを大切に、教員たちが授業の工夫をし、オリジナル教材を制作しています。オンライン職員室や自習室をはじめ、オンラインだからこそできるさまざまな学習サポート体制を整え、みなさんをお待ちしています!
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