作品から見えるのは、過ごした時間。2024年度 京都芸術大学「卒業展 大学院修了展」をレポート!

毎年1月から3月にかけて全国各地で卒業制作展、いわゆる「卒展」が開催されます。卒業を控えた4年生、修士課程2年生の作品がまとめて見られる貴重な機会です。京都芸術大学では、2025年2月8日(土)から16日(日)までの9日間にわたって開催されました。
今回は美術科のりさてぃの視点から、10学科24コースのうち3学科の様子をレポートしたいと思います!
デザイン系の学科で見えてくる、わたしの課題・みんなの課題
まずは高校校舎から近い、情報デザイン学科から。
大型のビジュアルデザインやイラストレーションが並び、迫力満点です。デザイン系の学科は企業との連携も多いので、明確な課題が設定された上で解決案を示すものかと思いきや、
・自分の落ち込んだときの体験から、当時の自分にかけてあげたい言葉を自作のキャラクターが話すアニメーション
・「ノックの音は3回」など、何となく使っているルールについての疑問を来場者に投げかけて、シールで投票
など、一見すると個人的な課題のようでいて、実はみんなの課題でもあることに気付かせてくれる作品が印象的でした。
次にキャラクターデザイン学科へ。
アニメーションや実際に遊べるゲーム等を通じて多くの魅力的なキャラクターに出会えるのですが、ここではキラキラしたヒーローだけでなく、
・厄介な性格
・遊びを失った大人の心
などにも目が向けられています。一見カラフルで華やかでありながら、重層的でいくつもの受け取り方がある。
そんな作品を通じて、人間の深み、凄みが感じられる展示でした。
制作のその先、を見据えた美術工芸
最後に美術工芸学科へ。
日本画や油画は、芸大というと真っ先に思い浮かぶ分野であるにも関わらず、将来を心配されがちな分野でもあります。
私が油画科(他大学)に在籍していたころは、何を目標に制作すればいいか見失い、自分の作品を販売して生活するなんて考えたこともありませんでした。
しかしここでは、最後まであきらめずにテーマを追究し、制作し続けた足跡を見ることができました。
アートを販売・購入できる仕組み「アートフェア」
本卒展は、学生自身が展示作品を販売する「アートフェア」があるのが大きな特徴です。
日本はアート市場が小さく、作家として活動を続けられる人はひと握りになりがちです。その状況を打開しようと、卒業後の活動の基盤を作ることを目的に始まったこの取り組みは、非常に理に適っていると思います。
学生は「価格を設定する」授業を受け、梱包の仕方を学びます。
誰かの手に渡った先を想像することで、細部へのこだわりが生まれるに違いありません。
私も数年前に卒業生の作品を購入したのですが、しっかり丁寧に包まれた写真作品が届きました。もちろん額装も美しく、そのまま飾ることができました。
作品から、過ごした時間の濃淡が見える
どんな時間を過ごしたのか?
どんなことを追究したのか?
作品には何もかも表れてしまうので、隠すことができません。
多くの作品から、学生同士で切磋琢磨する機会、先生からのフィードバックの機会が豊富にあっただろうことが伝わってきました。
じぶんみらい科では「じぶんみらい展」と称して卒業前に展示の機会を設ける予定です。
そこでは絵画やデザインなどの表現方法にこだわらず、自分の掘り下げたテーマを結晶化することを目的にしています。
皆さんそれぞれの課題を探すところからスタートし、最終的に納得のいく形で発表できるように教員も伴走したいと考えています。楽しみにしていてくださいね。
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