多様な子どもたちの学びの場。じぶんみらい科が思い描く、オンラインならではの出会い

多様な子どもたちが全国から集まる「じぶんみらい科」
みなさんは、通信制高校にどのようなイメージをおもちでしょうか。
「不登校を経験した子どもが行く場所」「仕事やアルバイトをしながら通える」「自分の学力に合わせたペースで学べそう」。ほかにも、良いイメージ、ネガティブなイメージ、またはそのどちらもお持ちだという方が多いのではないでしょうか。
京都芸術大学附属高校では、不登校を経験した生徒はもちろん、変わっていく時代に合わせて多様なバックグラウンドをもった生徒を日本全国から受け入れるべく、新しくオンラインタイプの「じぶんみらい科」を開設することになりました。
週に3日程度通う通学タイプの「普通科」では、学校という社会をより自分らしく過ごせる場所へと変化させ、ゆとりをもって自分で決められる時間割や自由な校則で、不登校経験のある生徒の多くが、再び学校に通えるようになっています。
こうした普通科に加え、新設される「じぶんみらい科」はオンラインタイプ。スクーリングは東京または京都のキャンパスで年に2回、基本は自宅学習をベースにしています。新学科設置のねらいを、鈴木克治校長はこのように語ります
これだけ多様性の時代と言われている今、学校の仕組みそのものが問われている。社会が大きく変わってきているのだから、学校こそ変わらなければならないと思うのです。そこで附属高校では、多様な子どもたちに合わせてより柔軟性のある学習スタイルで学べる「じぶんみらい科」を新設することにしたんです。
一昔前までは、通信制や定時制に行くというと、いわゆる「落ちこぼれ」のようなイメージがありましたよね。僕も京都の公立中学校で長年進路指導を続けてきて、そう感じていた部分がありました。けれど今はその流れが大きく変わって、たとえば学校とは別で、スポーツや文化活動など何らかの専門性のある物事に取り組んでいる子どももいれば、海外なら飛び級が適用されるような子どもたちもいる。そんなふうに自らが積極的に通信制を選ぶという子どもも増えてきているんです。
じぶんみらい科では、そんな多様性をもった子どもたちを全国から募集することで、オンライン上でも世界中の人へ自由にアクセスできる今の時代に対応していきたいと考えているんです。
デザイン思考を自分のペースで学べる
日本全国どこからでも、パソコンを開けばそこに学校があるオンラインタイプのじぶんみらい科では、京都芸術大学の附属高校ならではの視点も学べるのが特徴です。
じぶんみらい科は、「普通科以外の普通教育を主とする学科」として開設するにあたって、京都芸術大学での教育で培われてきた「デザイン思考」を学ぶ創造科目が必修となっていることも特徴です。そもそも世の中のことって、みんなデザインだと僕は思うんです。机ひとつとってもそうですし、組織で何かをするときにもデザイン思考はいきてくる。それを自分のペースで学べるというのは、一般的な普通科とはまた一味違う学びに繋がってくるんです。
デザイン思考とは、課題を解決するのに有効なデザイン的アプローチのこと。誰かとともに協働してモノやコトを生み出す、すでにあるものをより良い方向へ導いていく。そんな思考法を学べる学校独自の創造科目は、高校教員とともに大学教員も授業を担当します。
京都芸術大学の名物授業「マンデイプロジェクト」をもとにした、さまざまな創造的ワークショップを体験しながら、デザイン思考の基本を学ぶ。
オンラインだからこそ、人と人との繋がりを
キャンパスへの登校は年2回。主にオンラインで学ぶじぶんみらい科ですが、大切にしているのは人と人との繋がりです。
オンラインだからあまり教員や生徒同士の交流はない、のではなくむしろその反対。オンラインだからこその出会いによって、生徒同士で新たな展開を生んでいく。じぶんみらい科では、そんな未来を思い描いています。
いくらAIやオンライン環境が発達しても、忘れてはいけないのは「人と人との繋がり」だと思っています。遠く離れた人とも、近くに住む人とも、一つひとつの出会いが社会をつくっていく。
日本全国から子どもたちが集うじぶんみらい科では、北海道や沖縄の子どもが出会う可能性があって、これが非常に面白いと思うんです。住む場所も、生活や食習慣も、方言も違う。そんな子どもたちが出会って、学校の中に留まらず、たとえばスクーリングの日には京都や東京を旅行しようと相談したり、また別の場所を旅してみたり。地理的には離れている同士が一緒に起業しようとなってもいいですよね。そんなことを考えると、すごく夢のある学科じゃないかなと思っています。
全国から多様な子どもたちが集うからこそ、自分とは遠い地域に住む、育った環境も考え方も違う他者との出会いが生まれる。そうした違いを認めて尊重できる仲間を見つけられるのがじぶんみらい科なのです。
こちらの記事もおすすめ

通信制高校って学費はどれくらいかかるの?ーじぶんみらい科で学ぶために必要なお金について
じぶんみらい科に入学して卒業するまでに、学費はいくらくらいかかるのかな…💰
保護者の方々にも生徒さんにも気になる部分だと思いますので、本日はその点についてお答えしたいと思います!

作品から見えるのは、過ごした時間。2024年度 京都芸術大学「卒業展 大学院修了展」をレポート!
毎年1月から3月にかけて全国各地で卒業制作展、いわゆる「卒展」が開催されます。卒業を控えた4年生、修士課程2年生の作品がまとめて見られる貴重な機会です。京都芸術大学では、2025年2月8日(土)から16日(日)までの9日間にわたって開催されました。

高校入試の疑問を解決!ー Web出願の手順を解説します
こんにちは🌞
じぶんみらい科で学んでみたいな…と思っていただいているあなたに向けて🎊具体的な出願についてお伝えいたします!
出願資格や詳細な出願期間等は「生徒募集要項(PDF)」に記載がありますので一度ご確認くださいね👀

作品との出会いから始まる国語の授業!レポートは生徒と手紙をやり取りするように。− 先生インタビューvol.1 | 佐々野 美帆 先生
<目次>