情報科は「ジミタス」な教科!問題解決の力で、毎日の生活をちょっと便利に

情報科は「ジミタス」な教科!

数学科・情報科を担当しているのなのなです。
今回は、高校1年生で学習する「情報科」について「どんなことを勉強するのだろう?」と思っているみなさんが、情報科へのイメージを広げられるようになればいいなと思いながら記事を書きました。

 

自動販売機は「思いやり」にあふれている!?身の回りのモノから学ぶ情報科の視点

情報科の学習と聞くと、真っ先に「プログラミング」などが思い浮かぶのではないでしょうか。私もそう思っていました。ですが、「情報Ⅰ」ではコンピュータやネットワークはもちろん、身の回りの情報をテーマにして様々なことを広く学べるお得(?)な学習となっています。

情報科の学習のねらいを一言で言えば「情報活用能力」を身につけることなのですが、私の見方では「情報で問題を解決する力」を学ぶ、そして「思いやり」の気持ちを大切にすることができる教科だとお伝えしたいです!

私は毎日自転車でじぶんみらい科のオフィスに通っているのですが、道中こんな標示をみかけます。言うまでもなく「自転車はここを通ってくださいね。」を示すマークです。

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一見当たり前のように見えるのですが、この標示があることで、歩道における歩行者と自転車との接触や、自動車と自転車との接触における問題を解決することに役立っています。私も「ここを通ればいいんだ。」と安心して走行することもできます。ちなみに、このような図記号は「ピクトグラム」とよばれ、文字の代わりに視覚的に表現することで、言葉の違いや年齢等による制約を受けずに情報の伝達を行うことができます。

次に、みなさんが街でみかける自動販売機を思い浮かべてください。お金を入れる位置、ボタンを押す位置、商品を取り出す位置は、みんなが使いやすいデザインとなっているでしょうか?

ボタンの位置について言えば、ほしい商品のすぐ下に配置されていることで迷うことなく商品が取り出せますね。でも、背の低い子どもや車いすに乗った人が商品を選ぶときはどうでしょうか?そう考えると、真ん中あたりにボタンが集中している方がいいと考えることもできますね。また、その自動販売機が外国人観光客がよく利用する施設のそばにあった場合はどうでしょうか。災害が起こったときに自動販売機ができることはないでしょうか。

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自動販売機のように、私たちの身の回りのあらゆるものが「使う人のことを考えて」作られています。自分の家にあるものを改めて見回してみると「あー、これはこんな使いやすい工夫があったんだな」ということに気がつくかもしれません。その思考が「情報で問題を解決する」力や「思いやり」の気持ちを大切にすることにつながると信じています。

 

プログラミングは難しくない!カレー作りも歯磨きも、実はプログラミング的な思考

プログラミングについてもふれておきます。プログラミングは難しそうですが、実はみなさん日常生活の中でたくさん実践しています。例えば「歯をみがく」という行動も、まず口をゆすいで、チューブから歯磨き粉を出して、歯ブラシを移動して…という動作をまとめて行っています。ロボットにさせようとしたら大変複雑なプログラミングになります。次に、プログラミングを料理に例えてみましょう。「カレーを作る」という工程では、「肉や野菜を切る」→「炒める」→「水を入れて煮る」→「カレー粉をまぜる」→「盛り付ける」という順序通り作ることや、同時にご飯をたいたり、付け合わせのサラダをつくったりなど並行して行うことが多いですね。

さらに、子どもが小さいから甘口にして私は盛り付けた後に唐辛子を加えよう、ヨーグルトを入れたらうま味が増すのじゃないか、などアレンジを加えるように、プログラミングにも「使いやすさ」や「効率の良さ」など、作る人が使う人の立場に立って考えた思いやりのある設計をしていきます。情報Ⅰの学習でもプログラミングを学びます。実際にプログラミングを学習するとき、「どうやったらみんなにわかりやすいプログラムになるかな」と考えてみてください。プログラミングについて紹介している動画もありますので、よかったらあわせてみてくださいね。

 

情報科は「情に報いる」教科。テクノロジーとは、思いやりを形にすること

いかがでしたか。少しは情報科の学習へのイメージをもっていただけたでしょうか。
情報は「情に報いる」と読みかえることもできます。コンピュータやテクノロジーと言うと冷たい印象をもちかねませんが、本当は相手のことを思いやることのできるあたたかいものだと思います。私は「何か自分ができることを増やしたいな」と思って数年前からプログラミングを勉強し始めました。当時は小学校の先生だったので、自分が作った学習用のアプリを子どもたちに楽しんでもらえたことがとても嬉しかったのを覚えています。

情報科の学習は問題解決の力、思いやりの大切さを学べる、さらに言えば、「地味に助かる(Jimitas…ジミタスと勝手に名づけています)」な教科だと感じています。早くみなさんと情報科の学習(そして数学科も!)ができることを楽しみにしています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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