徳之島で気づいた「生きる力」と自然の魔法

徳之島で気づいた「生きる力」と自然の魔法

こんにちは。保健体育のたかぎーです。
みなさんは、日々の学習や生活のなかで、

「なんだか心が疲れたな」
「自分らしくいられないな」

と感じることはありませんか?

今日は、この正月を過ごした鹿児島県の離島・徳之島での暮らしを通して感じた、これからの社会を生き抜くために大切な考え方や、自然との関わりについてお話ししたいと思います。

 

生命の鼓動が聞こえる島・徳之島

私の妻の実家がある徳之島は、鹿児島からさらに南へ下った奄美群島の一つです。
ここは、世界でも類を見ない豊かな生態系の宝庫。特別天然記念物のアマミノクロウサギがひょっこり姿を現し、夏にはウミガメが産卵に訪れる、まさに「生命の島」です。

そしてこの島には、もう一つの大きな特徴があります。それは、「日本一の子宝の島」としても知られていることです。合計特殊出生率が全国トップクラスの徳之島では、どこへ行っても子どもたちの元気な声が響いています。
都会のような高いビルも、便利なコンビニが至るところにあるわけでもありません。しかし、そこには離島ならではの、驚くほど強いつながりをもつコミュニティがあります。

「どこの家の子」という垣根を超えて、島全体で子どもを育てる。
すれ違う人はみな、家族のように声を掛け合う。
そんな、かつての日本がもっていた温かな人間関係が、今も当たり前のように残っているのです。

徳之島の牛

 

わが子たちが見せた「輝き」

わが家には3人の子どもがいます。島での子どもたちの様子を見ると、人と人とのつながりや、自然のなかで暮らすことがどれほど大切かを痛感します。

島に着くなり、彼らは裸足で駆け出し、近所の子どもたちや大人たちのなかへ飛び込んでいきました。
都会では人見知りをして、自分の殻に閉じこもりがちです。しかし島では、自ら積極的にコミュニケーションを取り、泥だらけになって笑っている。その姿は、都会での暮らしよりも明らかに「いきいき」としていました。

ウンブキ

サトウキビ畑にて

なぜ、彼らは島でこれほどまでに元気になれるのでしょうか。
それは、島の自然とコミュニティが、彼らの「ありのまま」を丸ごと受け入れてくれるからではないかと感じています。
自然のなかには、正解も間違いもありません。そして島の人々は、個性を否定せず、「生きているだけで素晴らしい」という根源的な全肯定感で接してくれます。
この「安心感」こそが、人の心を動かすエネルギーになる。父親として、そして教員として、深く実感した瞬間でした。

 

急ぎすぎている自分に気づき、協働する力を育む

現代社会は「ストレス社会」とも呼ばれます。私たちは知らず知らずのうちに、効率やスピードを求められ、追い立てられています。
しかし、波の音を聞き、風を感じる暮らしのなかで気づいたのは、「自分がいかに急ぎすぎていたか」ということでした。

これからの社会で必要とされるのは、単なる知識の量ではありません。
多様性を認め合い、他者と協力して新しい価値を生み出す「協働力」や「創造力」です。
これらは、机の上での勉強だけで身につくものではありません。自然という予測不能な存在と向き合い、人との密接な関わりのなかで「温かさ」を知ることで、初めて育まれるものなのかもしれない――そんなふうに考えました。

自然に触れることは、自分の内側にある小さなストレスの種を見つけ、手放す作業でもあります。
人と接することに疲れを感じることもあるかもしれません。しかしそれ以上に、人と接することでしか得られない「心の栄養」があることも、徳之島は教えてくれました。

犬田布岬からの風景

 

あなたが「あなたらしく」いられる場所へ

受験を検討している中学生のみなさん、そして保護者のみなさま。このブログを読んでくださっているすべてのみなさんへ。

もし今、少し立ち止まっているのなら、ぜひ一度、自然のなかに身を置いてみてください。
誰かと比べる必要はありません。
あなたがあなたらしく、いきいきと呼吸できる場所は、必ずあります。

じぶんみらい科も、徳之島のコミュニティのように、一人ひとりの多様性を認め合い、それぞれのペースで「生きる力」を育んでいける場所でありたいと願っています。みなさんと一緒に、新しい一歩を踏み出せる日を楽しみにしています。

さあ、今日もがんばろう!
そんな気持ちを大切に、日々を過ごしていきたいですね。

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