進路決定率「92.8%」― 生徒のさまざまな夢の実現を支援する取り組み
先日、附属高校普通科にて「大学入学共通テスト模試」が行われていました。あるいはその光景を不思議に思うかもしれません。京都芸術大学附属高等学校は、その名の通り「京都芸術大学」の附属高校ですが、芸術・美術系ではなく「普通科」ですし、皆が芸術系大学への進学を目指しているわけではありません。一般の大学を目指す生徒も多いですし、その進路対策として、このような「大学入学共通テスト模試」も行っています。オンラインで学ぶ「じぶんみらい科」では、自宅で受験できるオンライン方式の模試をご案内する予定です。
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通信制高校というと「進路」の状況があまりよくないイメージがあるかもしれません。でも実はそれは一昔前のこと。確かにそもそも通信制高校は生徒の年齢層も今よりも高く、主に「就職」が進路の中心で、大学や短大への進学は数%という時代もありました。ところが近年は徐々に進学割合が増加し、昨年度は「大学や短大進学:24.1%」「専門学校・専修学校:24.4%」と、約半数が進学しているのです。

とはいえ課題は「その他」つまり「進路未決定」の割合が31.5%と依然として高いこと。本学園では大学も、そして附属高校でも闇雲に「就職率や進学率」だけを指標としておらず、「進路決定率」を重視しています。生徒や学生がきちんと社会に羽ばたくための支援をしていることが特徴です。
「共通テスト模試」のように大学への進学を目指す生徒への支援だけではなく、生徒ごとの多様な進路を後押ししています。結果、2023年度卒業生の進路決定率は「92.8%」とほとんどの生徒の夢を実現することができました。内訳では「大学進学:58.3%」「専門学校:28.7%」という状況です。全日制の高校が「大学進学:60.8%」ですから、全日制並みの水準となっています。

2025年春に新設する「じぶんみらい科」でも、附属高校におけるこれまでの進路指導を礎に「高校の卒業資格を取得する」ためだけではなく、その先を見据えたものを、高校生の夢や可能性を広げるためのカリキュラムを構築します。クラス担任による定期的な面談で学習や進路の不安を解消したり、「思いついたタイミングで相談したい」というニーズに応えるために、LINEを活用した24時間対応の進路支援サービスなども提供予定です。相談記録や進学情報をもとに、入学から卒業まで一貫して幅広い進路サポートをしていきます。
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