「覚えていない」がない授業をめざして ~体験授業で出会った、うれしい言葉~

「覚えていない」がない授業をめざして

皆さん、こんにちは。
地歴公民を担当している水田です。
今回は、私が体験授業で出会った素敵なできごとについてお話ししたいと思います。

その前に、まずは私が授業で大切にしている思いについて少しだけお伝えさせてください。

 

「覚えていない」がない授業をめざして

私は授業をするとき、
「面白い」「面白くない」――どちらの感想をもってもらっても構わないと思っています。
(本当は“面白い”と思ってほしいのですが、それはなかなか難しいんです……笑)

でもひとつだけ意識していることがあります。
それは「覚えていない」という感想が出ない授業をすること。

これが、なかなか難しいんです。
なぜなら、歴史というものは“覚えよう”とすると苦しくなり、一気に「勉強している感」が出てしまうからです。
そうなると話を聞くのがつらくなってしまい、最悪……寝ちゃうんですよね(笑)。

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すやすや眠る我が家の子どもたち…

 

歴史はドラマだ!

だから僕は、なるべく歴史をストーリーとして伝えることを心がけています。
登場人物の気持ちや時代の流れをドラマのように描き、時には豆知識を入れたり、恋愛の駆け引きを絡めたり(ラブストーリーはまだ構想中ですが……笑)。
そんなふうに、日々試行錯誤しながら授業をつくっています。

万博_理科と社会

もちろん、毎回「おもしろかった!」「最高でした!」という感想をもらえるわけではありません。
「難しかった」「眠たくなった」という声をもらうことも多いです。
それでも僕は、少しでも歴史の魅力を伝えられるように頑張っています。

 

そして、思いが届いた瞬間

そんなある日、この高校の生徒募集を担当してくださっている職員の方から、こんな言葉をいただきました。

「水田先生の体験授業に二回参加して、どちらもとても面白かったと言ってくれた生徒さんがいます。その生徒さん、この高校に入学したいそうです!」

ドカーン!!
……新しい僕の誕生です。(二回目)

本当にうれしかった。
教員という仕事は、思い通りにいくことが少ない仕事です。
人と人が関わるお仕事ですからね。

でも、ときどき――本当にごくたまに、自分の思いが相手に伝わり、自分の想いどおりの反応が返ってくる瞬間があるんです。

10回に1回、いや100回に1回かもしれない。
それでも「先生の授業が本当に面白かった!」と言ってもらえると、もうこの仕事から離れられなくなります。
生徒の成長に関われることの尊さを、改めて感じる瞬間です。

 

まだ見ぬ出会いを楽しみに

さて、ここまで読んでくださった皆さん、
「水田先生の体験授業ってどんな授業?」と気になってきましたよね?(笑)

実は、まだ体験授業を受けるチャンスはあります!
興味をもった方は、ぜひ体験授業に参加してみてください。
もちろん、入学してくれても大歓迎です(笑)。

そして、僕の授業を「面白かった」と言ってくれた、まだ見ぬ生徒さんへ。
入学後、一緒に学びを広げていけることを楽しみにしています。
そして、僕に教員という仕事の魅力を改めて思い出させてくれてありがとう。

これからも頑張ります。
ごきげんよう。

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